合間にちょこちょこ読みながらこちらもやっと全部読めました〜
今るろ剣の話する人周りに居ないので一人で書いてみる。
映画、コミックス、アンソロと一通り見たのであとはゲームだけだな…隊長がキャラとして使えるらしいから気にはなってるんですが…今回はコミックスとアンソロジーの感想で。
特筆版上巻は皆の出会いからの描き直しだったので作者にやられてしまうと激マンの再筆デビルマンみたいで(本編はなかった事になるの!?と)ちょっと微妙なんですが;
映画で興味持った新参のファンに短い巻数で登場キャラ達を次々紹介するという目的ならこういうのもアリかな?と思いました。
古参のファンには賛否両論かな?
悪一文字のエピソードがなかったのは個人的には残念でしたがキャラ一人一人の掘り下げた話は原作の方を読んでみてねって事でしょう。
特筆版は原作を知る古参ファンには駆け足な感じが否めませんが、話としては特筆版に収録されてた第零幕が面白く純粋に楽しめました。
こちらは原作一巻一話目の5日前の話という事で剣心以外のキャラは全て新しいキャラでしたが一本の話としてしっかり作られてました。
剣心が人力車に無賃乗車しようとしてるシーンはクスリと笑えたしw
左之助出て来なかったけど私は零幕の方がお気に入りです。
それと公式アンソロジーですが…既にプロの人達ばかりという豪華な顔ぶれでしたが、流行当時のアンソロジーで見かけた大手作家さんもちらほら居ましたねぇ。
私もプロになれてたらこういうのに呼ばれたのかな…なんて夢を一瞬見て普通にるろ同人売れなかった最近を思いだし現実にガクリ;(スルー推奨)
アンソロは一応公式って事だしまさかBLのヤバいのとかはあるまいな…?だって和月公式だよ?とちょっと心配してしまいましたが流石にそこは皆さんわかっておられる…
それっぽいの描きたそうな人もいた気がするけど斜め目線で見なければなんとか誤魔化せるレベルで皆よく我慢したね…と下の下の奴が余計なお世話な事を心の中で呟いてみたり。…すみません;
ギャグは不殺と不残の二頁漫画が一番面白かったですw
うちの子は浅美さんの描いた女性キャラ猫化の話が気に入ってました。
隊長も1コマだけど描いてくれてる人居て嬉しかったです。
あと樋口さんが剣心と比古師匠のコンビ好きらしく嬉しかった。師匠の前だと剣心の素がでて好きというコメントにウンウンと頷き…
そういえば剣比話で描きたい話あったけどこれももうお蔵入りです…つか自分が勢いで描いた剣比ギャグネタのフォローとして何故こうなった!?という経緯を描きたかっただけなんで…そんなの他人にはどうでもいいわな;と…別に無理やりCPにしなくたっていいし…(因みに大人×子供にすると大人が鬼畜な感じになりそうなのであえてCPにしろというなら逆でするよ!って発想でした…ほんとそれだけ…(-.-;)コンビで満足です;)
しかしアンソロのインタビューでは和月先生の人間的成長が感じられる意見が聞けて良かったです…きっと暴走したファン振り回されて色々苦労されてきた筈なのに
『いろんなパラレルを楽しめるようになってくるともっと漫画が楽しめるようになると思います』と、『キャラクターさえ捉えてくれればパラレルはあり』だという寛容な言葉に二次創作者として救われた想いです。
『これが好きだからこれ以外は全部認めないよっていう姿勢はちょっと考えてほしい』は私も同じ意見でした。好きっていう気持ちの為に他を攻撃したり嫌悪を露わにするのは…確かに違うと思う。
自分が好きなもの自分の求めるものに近いものが見たいしそれが少なかったり少数意見だと思うとさびしいから「なんであれは沢山あるのにこっちはないのー!?ファンはいないの?」と私もよく嘆いてる事がありましたが、それは他があったらダメだという意味じゃない。同じもの好きな人もいないと寂しいなーというだけでそれ以上でもそれ以下でもない。
特に好みはうるさいけど自分がそれ程興味ないものが好きという人や反対意見の人も人格とは切り離してみてるので(同タイプの人間と何度か衝突して一部に偏見もあったりもしたけど)「あいつは○○が好きで○○が嫌いだからこいつ自身も嫌いだ」という事にはなりません…凄く大好きな作品で趣味や意見が合わなかったけど大好きな友達、というのもいました…
オタクは視野狭窄に陥りやすいのでこれは皆が気を付けるべき事なんだろうけど私も昔の本とかで意見を強く言い過ぎてそういう所で誤解を受けたりした事はあったのだろうなと思いました。
ようは「こういうのがもっと見たいよ、これについての話がしたいよ、皆もっとこれの良さをもっと分かってよ」って事なんです。
それを仲間同士「○○が違う!」で盛り上がったって仕方ないのです…違う趣味の人が減れば自分の好きなものが増えるって訳でもないですし。
同じ意味でも素直な自己主張の方が好みが合わない人達にも好まれるんじゃないかなと少し思いました。